マネー・節約 | | 遠藤 剛 | 6分で読める

「5月に届くふるさと納税返礼品」が狙い目である理由

「5月に届くふるさと納税返礼品」が狙い目である理由

ふるさと納税をしている人の約半数が12月に駆け込みで寄付しています。しかし年末の集中には「人気返礼品の品切れ」「配送の遅延」「ワンストップ特例の期限ギリギリ」といった複数のデメリットがあります。

5月に届く返礼品を今のうちに申し込むことで、こうした問題を回避しながら旬の食材を楽しめます。

なぜふるさと納税は12月に集中するのか?

寄付の半数以上が12月に偏る構造を理解すると、早期申込のメリットが見えてきます。

寄付の50%が12月に集中している実態とは?

ふるさと納税
自分が応援したい自治体に寄付をすると、寄付額のうち2,000円を超える部分が所得税・住民税から控除される制度です。返礼品として地域の特産品を受け取れるため、実質2,000円の負担で各地の名産品が届きます。

経済産業研究所(RIETI)の約1万人を対象にした調査によると、2024年度はふるさと納税の寄付の50.6%が12月に集中しました※1。ふるさとチョイスの実データでも、12月の寄付額は1〜9月の平均と比べ約7倍にのぼります※2。

この集中が起きる理由はシンプルです。ふるさと納税の控除対象となる寄付期限が12月31日だからです。「今年の控除枠を使い切らないと」と焦って駆け込む人が毎年大量に発生します。

12月に寄付すると何が起きる?

年末の駆け込みには次のようなデメリットがあります※3。

  • 人気の返礼品がすでに品切れで、毎年同じありきたりな品しか選べない
  • 返礼品が届くのは2〜4週間後なので、新年に冷凍庫がパンクする
  • アクセス集中でサイトが繋がりにくくなる
  • ワンストップ特例の申請書提出期限(翌年1月10日必着)に間に合わないリスク

5月に届く返礼品が「狙い目」と言える3つの理由は?

年末集中のデメリットを裏返すと、早期申込のメリットが明確になります。

比較項目12月駆け込み春〜5月の早期申込
返礼品の選択肢人気品は品切れ限定品・旬の品が豊富
配送年末年始で混雑・遅延通常配送でスムーズ
ワンストップ特例期限ギリギリ余裕をもって提出可能
冷凍庫の負担一度に届いてパンク分散して届くので余裕あり
寄付先の選定焦って選ぶじっくり比較検討できる

理由1:旬の限定返礼品が選べる

5月前後に届く返礼品には、この時期にしか味わえない旬の食材が揃っています※4。

  • アスパラガス(北海道産の太くて甘いもの)
  • 新玉ねぎ(淡路島産など、生でも甘い)
  • たけのこ(掘りたてを産地直送)
  • いちご(品種によっては5月まで)
  • 牡蠣・ほたるいか(春が旬の海産物)
  • 新茶(静岡・鹿児島の一番茶は4〜5月)

さらに、夏の人気返礼品であるメロンや桃、マンゴーは5月頃に先行予約の受付が始まります。12月に申し込んでもこれらの季節限定品は選べません。

理由2:配送が分散され、冷凍庫がパンクしない

12月にまとめて寄付すると、年末年始に大量の返礼品が届きます。冷凍の肉や海産物が重なると、冷凍庫に入りきらないという「ふるさと納税あるある」が起きます。

春から計画的に申し込めば、月に1〜2品ずつ届く形になります。「3月に米、5月にアスパラ、7月にメロン、10月に肉」というように、年間を通じて旬の食材を楽しめるのが理想的なペースです。

理由3:ワンストップ特例の手続きに余裕ができる

ワンストップ特例制度
確定申告をしなくても、寄付先の自治体に申請書を送るだけでふるさと納税の税控除が受けられる制度です。寄付先が5自治体以内の給与所得者が対象で、申請書の提出期限は翌年1月10日(必着)です※5。

12月末に駆け込みで寄付すると、申請書の準備と提出を正月休み中にやらなければなりません。早期に寄付しておけば、届いた申請書をその都度返送するだけで済みます。

ふるさと納税の年間スケジュールは?

計画的にふるさと納税を使うための年間スケジュールを整理しましょう。

ステップ1:1〜3月に控除上限額を確認する

前年の源泉徴収票をもとに、今年の控除上限額の目安を計算します。各ふるさと納税サイトにシミュレーターがあるので、年収と家族構成を入力するだけで概算が出ます。

ステップ2:4〜5月に旬の返礼品を申し込む

春〜初夏の限定返礼品を中心に、上限額の3〜4割を目安に寄付します。この時期は夏の果物(メロン・桃)の先行予約も始まるので、人気品を押さえておきましょう。

ステップ3:6〜9月に夏・秋の返礼品を追加する

残りの控除枠を使って、夏〜秋の旬の品(ぶどう、梨、新米など)を申し込みます。

ステップ4:10〜11月に残枠を調整する

年末が近づく前に、残りの控除枠を使い切ります。12月まで待つ必要はありません。

ふるさと納税の市場規模はどのくらい?

2024年度のふるさと納税の受入金額は約1兆2,727億円、受入件数は約5,878万件に達しています※6。利用者数は1,079万人で、利用率は約18.5%です。つまり、ふるさと納税を使える人の8割以上はまだ利用していないことになります。

人気の返礼品ジャンルは、1位が魚介・海産物、2位が肉、3位が米、4位が果物です※7。利用サイトは楽天ふるさと納税が70.0%で3年連続1位となっています※7。

楽天のふるさと納税なら、通常の楽天ポイントも付与されるため、実質的な自己負担をさらに減らせます。お買い物マラソンやスーパーSALEの期間中に寄付すれば、ポイント倍率が上がるのも見逃せません。

まとめ

ふるさと納税の寄付は12月に50%以上が集中しますが、早期に申し込むことで「旬の限定返礼品が選べる」「配送が分散される」「ワンストップ特例の手続きに余裕ができる」という3つのメリットがあります。5月に届くアスパラガスや新玉ねぎ、夏のメロンの先行予約など、この時期だからこそ選べる返礼品を楽しんでみてください。

参考文献・出典

※1 : 「速報!2024年度ふるさと納税の最新動向~ふるさと納税実態調査より~」 |経済産業研究所(RIETI) https://www.rieti.go.jp/jp/columns/a01_0785.html

※2 : 「ふるさと納税は12月に寄附が集中!3割が駆け込み利用」 |トラストバンク https://www.trustbank.co.jp/newsroom/newsrelease/press267/

※3 : 「ふるさと納税、12月では遅い4つの理由とは?」 |MONEY PLUS https://media.moneyforward.com/articles/8094?page=3

※4 : 「楽天ふるさと納税|ふるさと納税年間計画」 |楽天 https://event.rakuten.co.jp/furusato/special/calendar/

※5 : 「ふるさと納税はいつまで?2025年分の確定申告期限と2026年の年間スケジュール」 |ふるさと納税ガイド https://furu-sato.com/magazine/42766/

※6 : 「ふるさと納税の市場規模、利用率、人気返礼品など最新データまとめ【2025年最新】」 |ふるさと納税ガイド https://furu-sato.com/magazine/9440/

※7 : 「速報!2024年度ふるさと納税の最新動向 ~ふるさと納税実態調査(5)~」 |インテージ https://gallery.intage.co.jp/furusato-nozei2025-1/

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よくある質問

ふるさと納税は何月に申し込むのがお得ですか?

1月〜5月の早期申込がおすすめです。12月は寄付の50%以上が集中するため、人気の返礼品が品切れになりやすく、配送も混雑します。早めに申し込めば旬の限定品も選べます。

5月に届くふるさと納税の返礼品にはどんなものがありますか?

アスパラガス、新玉ねぎ、たけのこ、いちご、牡蠣、ほたるいかなど旬の食材が届きます。また、夏のメロンや桃の先行予約もこの時期に始まります。

ふるさと納税の寄付はいつまでに完了すればよいですか?

その年の12月31日23:59までに寄付を完了すれば、翌年の住民税控除の対象になります。ただしワンストップ特例の申請書は翌年1月10日必着です。